これ、どうやったら売れるんですか?の要約とレビュー!ネットビジネスの相性抜群!
「100円のコーラを1000円で売る方法」の方で読んだ方も多いかと思いますが、今回の本も同じように初心者向きのマーケティングがやさしく語られています。
この本は目次からも分かるように実際の事例を元にどんな戦略で世の中の商品が売れられているのかが良くわかります。
- 第1章 腕時計をする人は少ないのに、なぜ腕時計のCMは増えているのか?
- 第2章 人はベンツを買った後どうしてベンツの広告を見てしまうのか
- 第3章 雪の北海道でマンゴーを育てる?
- 第4章 あの行列のプリン屋が赤字の理由
- 第5章 なぜセブンの隣にセブンがあるのか?
- 第6章 女性の太った財布には、何が入っているのか
- 第7章 きゃりーぱみゅぱみゅは、なぜブレイクしたのか?
- 第8章 古本屋がふつうの本屋より儲かる理由
・・・ねなんか面白そうでしょ?
永井孝尚さんの公式サイトはコチラ
この中でもネットビジネスやアフィリエイトに使える考えを本書の要約と共に紹介していこうと思います!!
ライバルを避けて市場を開拓するバリュープロポーションとブルーオーシャン戦略
ここで言われているのは時計の機能的価値の変化。
今までは正確に時を図るというニーズから新しい付加価値をつけて時計を売る戦略が書かれていました。
- 体力を強化するジョギング専用ウォッチ
- 安全に山を登る登山んウォッチ
- グローバルビジネスに役立つGPSソーラー腕時計
など「お客さんが欲しいと望み、さらにその商品以外解決策がない」というところまで突き詰めて勝負する。そのためにはターゲットに寄り添って、新しい市場を開拓することが必要。
いわゆるブルーオーシャン戦略が載っています。
これ今のアフィリエイターに最も必要ですね。
いわゆるズラシのキーワードがこれに当たると思います。
腕時計+○○というキーワードを使わずに、「登山+コンパス+正確に測る」なんてキーワードから時計をうっちゃう方法ですね♪本書にも書かれていましたが、登山は寒くて手がかじかむし、軍手やグローブをつけるので、ごっつい時計が必要だそうです。
こういう潜在ニーズを素早くとらえて言葉にしてく戦法です。
公式サイトにもこうやってライバルを避けた商品開発のフレームワークが載ってます。
ブルーオーシャン戦略マップも見やすいです。
第二章はLTV!顧客開拓とブランディングの話が入っている
その秘密が少し書かれています。
買った後も本当に損はなかった!そう思わせるサービスを展開することで売り上げを最大に伸ばす戦法です。
何でもベンツの場合は走行距離が10万キロ以上、または10年超えるとオーナー表彰制度があるらしいです。
さらにエンブレムも贈呈されてフロントに装着できるんだとか?全然知らなかった。
メルセデスベンツオーナー表彰制度より
これはうれしいですよね?大切に使ってもらったらそれを目に見える形でお礼にする。エンブレム自体がブランドになりますし、中古車にも価値が出て一石二鳥の戦略です。
情報商材アフィリエイトは特典を付けることが可能なので、こういった売り方が可能なのですが、物販になるとちょっと難しいですね。できるとしたら購入者・未購入者問わずメルマガやブログでアドバイスをし続けるという感じです。
この辺コミュニティー化までできれば、例え美容でも投資でもLTVを引き延ばせます。
一回売っておしまいじゃなくて次もこのブログから買いたいと思わせる仕掛けを私たちも考えていく必要があるでしょう。
私も毎日質問に答えてます。そしてこうやって長く継続してくださる方のためにアフィリエイトクラブのコンテンツは常に最新を保てるように努力してます♪独立心を持ちつつ、協力できるところはしながら頑張りましょう!!
第三章は顧客開発!新しいニーズをどう発掘するのか?
冬のマンゴー??って思いましたが贈答品としてなら記憶に残るしビジネスでも使いそう。
宮崎県の協力で実現したそうですが、夏は宮崎、冬は北海道でマンゴーブームを起こし、全体的なマーケットを増やす。
最近ツイッターをみていて思うのはアフィリエイターやブロガー同士が四六時中喧嘩しているところ。
でも実際にどちらもウェブビジネスを発展させるだけの実力と可能性をもっているのだから、市場を広げる方向に行きたいですよね!
他にも3Dテレビを例に商品中心のプロダクトアウトの失敗例が載ってます。
私たちアフィリエイターは最も商品に近いところにいるので、最終的には商品開発のアドバイザーなんて道もあるんじゃないかと思います。やっぱり可能性は広がりますね。
第五章はチャネルとランチェスター戦略!ブロガーアフィリエイター必見!!
巨大資本のイオンのような今日じゃの戦略は「広域・総合力・遠隔」ということ。今のアフィリ意業界で言うとマイベストとかですね。ライター×デザイナー×編集者で全ジャンルで勝負していく。
マイベストはコチラ
一方セブンイレブンは弱者の戦略で「局地戦・得意技・近接戦」とのこと。これが私たちの取るべく有効な手段です。
狭い範囲に沢山の店舗を展開し、商品数も徹底的に絞る。
本部じゃなくて各部署が商品を入れ替えて顧客と緊密に接して売っていく。
まさにミニサイト戦略ですね(笑)
関連:
ミニサイトの作り方
大規模サイトとミニサイトの使い分け
この本で初めて知ったんですが、セブンのレジの横にはボタンがあって、年齢を店員の感覚で入力してくそうです。そこからペルソナを絞って商品陳列にその日のうちに反映させるシステムがある。
これは本当に凄いですね♪
ここまでで前半の半分ちょっとアフィリエイトに通じるものがありますね?
第六章から八章は個人が大手に勝つ戦略がまとまっている
第六章はプロモーションとマーケティングミックスです。客層を広げるために大大的な宣伝をするわけですが、単に目立つだけでは変んな奴と思われるだけで意味がない。
はなまるうどんが仕掛けた「どんな店のクーポンで持ってきたら50円引き」という戦略は、財布の中にクーポンをためがちな女性を店舗に呼び込み客層を広げる戦略だったという事。
まずは知ってもらってその後にどうするか?出口まで考えた戦略です。
アフィリエイトの場合は無料オファーとかメルマガなんかがコレに当たるでしょう。お試しキャンペーンでツールを使ってもらうなんていうのも良くやってますね。
第七章はきゃりーぱみゅぱみゅを例にイノベーター理論とキャズムの話です。
要は、新しいものに飛び込む人って少ないので、そこからどうやって市場を拡大するのか?
- 第一段階:タイミングを見極めライバルのいない市場を選ぶ
- 第二段階:可愛いの象徴的な存在として流行に敏感な原宿をターゲットに
- 第三段階:キャリーを象徴的な存在にするためにユーチューブに出す
- 第四段階:さらに客層を広げていく・・
重要なのはトレンドの波を敏感にとらえて既存の概念とはちょっと逆の仕掛けを新しい物好きに浸透させていくってことです。
これ、最近のインフルエンサーさんやってますね。
お金を配るとかはそうで。先に新しいやり方に飛びつく人をターゲットに攻略して自分をブランド化していく。後で注目が集まったらまっとうなことをやって、「あ!なんだかんだ良い人なんだ・・・」って思わせる。
炎上芸人も最終的な落としどころを目に入れつつ、先にキレて拡散してくれる人をターゲットにする。
・・・私たちもこのようなマーケティング戦略にすっかり術中にはまっているってことはないでしょうか?
ラスト第8章では「5つの力」と「競争戦略」ってことで個人が大手にどう対抗していくのか?古本業界を例に解説してくれるのですが、その中で私が注目したのは以下の三行。
【 ビジネスで戦う方法は3つだけだ 】
- 業界で最も低コストを目指す(コストリーダーシップ)
- 顧客の特定のニーズに対してベストを目指す(差別化戦略)
- 狭い市場で徹底的な差別化を目指す(集中戦略)
・・・まさにネットビジネスやアフィリで稼ぐためのコツと一緒(笑)
本当にこういう戦略を稼ぎながら勉強できるこのビジネスは価値があると思いました。
アフィリエイトを広い意味のマーケティングとしてとらえよう!
実践してお金を稼ぎながら学べる本当に良い場だと思いました。
- 自分はどんなジャンルで戦うのか?
- どんな商品やサービスを紹介するのか?
- 自分自身がコンテンツやサービスを作るべきか?
- 集客手段はどうするのか?
- 顧客ニースや心理把握はどうすべきか?
毎日考えながら私も作業をしています。みなさんもきっと同じだと思います。稼ぎながらビジネスにも詳しくなる!しかも低コストでOKなんてすばらしいじゃないですか?
そう考えると多少SEOが厳しくなってもやる価値があると思いませんか?
というわけで以上「永井孝尚さんの著書「これ、どうやったら売れるんですか?」の要約とレビューでした!!
関連:アフィリエイトにおける戦略と戦術の違い
・・・この本を読みながら考えるとアイデアわくと思いますよ!!
PS コチラではビジネス全体のマーケティングを毒を吐きながら講義してます♪
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